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~本をめぐるエッセイ~

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~本をめぐるエッセイ(書き下ろし)~

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ショートエッセイ セレクション

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2018年12月11日

運命の本が
待っている
そんな本屋さんが
あなたの町の
どこかにあるはず
出会ってください
あなたを先に
見つけている
その一冊を
かすかな息を
つなぐようにして
冬の町で

2018年12月11日

傷口が
開いたままで
一日が終わっていく
だから
カレンダーを
かけたままで
明日は
もうそこに
立っている

2018年12月11日

なわが伸びて
その先にある
無言が
走り出す
電信柱の前に
立ち止まり
また行く
どうしたらいいか
分からない
向かうままに
任せるしかない
舌だけ
垂らして
また
歩き出す
風が
うつむいて

2018年12月11日

風が
枯れた葉を揺らして
しずかな調べが
つづいて
そのような心持ちで
手紙を
しずかに
配達してくれる人があった
冬の暮れ方に

2018年12月11日

向かいの席
イヤホンで
どんな音楽を
耳にしているのか
分からないけれど
どんなにその曲が
好きなのかは分かる
駅に止まった
すぐの
座席からの
その
立ちあがりかたで

2018年12月11日

朝の雲と
夜の雲が
追いかけたり
追いかけられたり
日付変更線で
風が
やさしくなって
どこかで
風船を
のせたり

2018年12月11日

布団の中で
気がつくと
水たまりだ
寝返りを打つたび
行ったり来たりする
左を向くと
昨日の青空が映り
右に横たわると
本日の朝の虹がある
蹴られた小石が
沈んでいる
ああ 
もう一度
眠りに落ちる
ことにしたい

2018年12月11日

浪江町の学校は、現在のところ合わせて20数名の子どもたちが通う。最近になってある方から手紙と200個のチューリップの球根が届いたとのこと。それを知れば誰もが思い浮かべるだろう。冬が過ぎて光と風に揺れる鮮やかな花と葉の色合いと影を。校庭に弾む真っ白いサッカーボールを。

2018年12月11日

冬の駅の階段を一つ一つ急いでかけ上り、足の先で澄んだ風を蹴飛ばしてしまうと、咳が一つ軽くこぼれて、はっきりとしてくるものがある。胸の奥にすずしい夜空がある。

2018年12月08日

本日 詩 和合 曲 信長貴富 「春に」 委嘱曲初演です 日大合唱団のみなさん 応援いたしております!!!!