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2018年06月28日
踏切で
踏切に
どんなことを
想いますか
列車がさしかかり
立ち止まり
列車が通り過ぎて
思いをめぐらせる
どうして
ここに立っているのだろう
この国に生まれて
この街に生まれて
何を問われているのだろう
踏切で
踏切に
2018年06月28日
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2018年06月28日
忘れてはいませんか
あなたが本当に
思い出したいもの
それがあること
頭の中に
何かが
それが
そっくりと
そこに
置かれたまま
あること
それは
もはや
石のように
固くなり
かたくなに
あなたの
気づきを
待っています
2018年06月28日
何かに
追われるぐらいなら
何かを
追ったほうがいい
青空に
溶けるようにして
セミは
幹につかまり
脱皮を始めるのだ
鋭い季節が
やって来る
みあげるといい
大きな木が
風を受けて
ゆらめくときを
2018年06月27日
わたしの手の中にしか
わたしの夢はない
あなたの手の中にしか
あなたの夢はない
あなたの種子はない
あなたの足元にしか
あなたを育てる大地はない
水のささやきは
あなたにしか聞こえない
2018年06月27日
木が揺れて
わたしの気持ちは
やわらかな葉で
やさしいその先で
いっぱいに
人はたやすく
駄目になる
わたしの心は
ほんとうに
簡単に
だから
いつも
風になびいて
見あげて
あこがれて
2018年06月27日
雲と雲の間から
忘れていた約束が見えた
それは久しぶりの夕暮れだった
ビルとビルの間から
思い出せなかった言葉が浮かんだ
あなたにメールをしてみようと決めた
夕闇に 手をつなぐ母と子に
しばらく会っていない
人々を願う
あと いくつの風景で
たどり着くのだろう
僕の寂しさに
2018年06月27日
すっかり
駄目になってしまったこと
ずっと思って
夜が明けて
昼が過ぎて
夕暮れが迫ってきた
いったい
僕は
このまま
闇に逃げ込もう
そして
今晩は
自分の手で
灯りを
ともそうじゃないか
2018年06月27日
ふるさとを思う
なつかしい気持ちになって
歌でも
歌いたいところなんだけど
上手く出来ないし
窓にもたれて
口笛を吹いてみる
心の中で
ずっと
風が吹いているから
口をすぼめて
息を
涙が出てくるね
2018年06月27日
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2018年06月27日
わたしは
抜け殻です
生まれてから
ずっと
大きくなっても
そのままです
わたしを
抜けていった
わたしも
やはり
抜け殻になり
別のわたしを
探しています
いつになったら
会えるのか
わたしに
そして
その
抜けた殻に
2018年06月24日
待ち合わせて
いるけれど
いつまでも
やって来ない
何と
約束していたの
だったか
雨が降り
風が吹き
子どもは
大きくなり
街に人は
居なくなり
何と
約束していたの
だったか
いつまでも
やって来ない
果たして
待ち合わせて
いたのだろうか
2018年06月24日
夢を見たことがないという男が
急に夢の中に出てきたので
いったい何を話したらよいのか
分からなくなった
一緒におだやかな
波の音を聞いていると
どちらからともなく
涙があふれてきた
僕たちは
どちらから先に目覚めるのだろうか
2018年06月17日
光が草を撫でる前に
わたしたちは
わたしたちに戻るのです
目が覚めるのです
真昼間に
木を見上げることでしょう
わたしたちであることの
目印である
大いなる影を
明日の朝も
眠ること
夢を見ることに
没頭する予感がして
2018年06月16日
わたしたちの心には
それぞれ
スプーンのようなものがあって
まずは
ひとさじでいい
本当は
分け合いたいと思っているのです
何を
優しさを
どうして
それが出来ないのでしょう
落としてしまっているのかもしれません
スプーン
2018年06月13日
わたしの心のどこかで
火があがっています
それは わたしにも あなたにも
分からない はるかな先で
夜更けの火の影
安らかな眠りへの祈り
誰かを深く信じたい
一筋の想い
わたしの胸の奥のどこで
それがあがっているのか
あなたに いつか
たずねて欲しいのです
2018年06月13日
風を部屋に閉じ込めました
涙ばかりがあふれてくるから
これから燃えあがるような背中で
羽根を広げるところです
★
黙っていると
沈黙は深くなる
だから
つぶやきはじめる
僕たちのおしゃべりには
終わりがない
この世界から
風の音が
ひとつも
止まないことと
同じように

