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たったいま 水平線で眠る人々への便りの上に
静かな波間の光だ 風の往来だ 海鳥の影だ
かつて ある詩人は こう 言った
「海よ、
僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。」
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2018.11.17更新
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> たったいま 水平線で眠る人々への便りの上に 静かな波間の光だ 風の往来だ 海鳥の影だ かつて ある詩人は こう 言った 「海よ、 僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。」
ある母は 結婚を控えていた娘に 宛てた 必ず あなたを見つけるからね 父さんは 潜水士の資格を取った この家に 連れて 帰るからね
海のきらめきを、風の吐息を、草いきれと、星の瞬きを、花の強さを、石ころの歴史を、土の親しさを、雲の切れ間を、そのような故郷を、故郷を信じる。