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朝のテーブルにそっと
皿が置かれるとき
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消え入るほどに
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一つ一つ
魂が
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2018.11.01更新
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> 朝のテーブルにそっと 皿が置かれるとき 秋も一緒に置かれている 時には 消え入るほどに 静かな音です 一つ一つ 魂が リズムをきざむ
コーヒーカップに 風や光や雨や虹が 入り込んで 口をつけると 遅れるようにして やさしくて にがい味わいが やってくる
ふるさとを語り合う 胸いっぱいの 干し草の匂い 木陰で休む牛の姿 夕暮れの星のきらめき そうして 中央線の沿線の駅で 人の波に紛れ込む