くだものの箱には
畑の脇道を歩く
子どもの声や
坂の下へと続く
猫のあしあとや
一日の出口に
うつろう
夕暮れの雲が
土と風の毎日が
ずっと詰まっています
ふるさとの春と夏と秋の
光を押し込めるようにして
これからふたをして
封をします
せいいっぱいに
甘い香りを贈ります
冬の家に届きます
くだものの箱には
畑の脇道を歩く
子どもの声や
坂の下へと続く
猫のあしあとや
一日の出口に
うつろう
夕暮れの雲が
土と風の毎日が
ずっと詰まっています
ふるさとの春と夏と秋の
光を押し込めるようにして
これからふたをして
封をします
せいいっぱいに
甘い香りを贈ります
冬の家に届きます
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