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おやすみなさい あまり うまく 伝えられないけれど あなたの一日は わたしの一日と 同じ息をしていました それが分かるから こんなふうに 素直に あなたに 言える おやすみなさい
“「詩の礫」November 2017” / 11月の作品を集めました
あなたは あなたを 眠らせて わたしは わたしを 眠らせて そうして あなたは あなたを わたしは わたしを しずかに 揺らして あなたも わたしも ゆりかご ゆりかご
もう一度 分かり合いたい 決して 許されないことだと 分かっているから だから 分かり合いたい つぶやきながら 流れていく 星のさびしさに
あなたのさびしさは 誰しも みんなが 抱えているもの だから わたしもさびしい
このあたりの カラスは 真冬の電線に止まったり 道路や田畑に降りたり やがて川原の 大きな木に集まり 一斉に風の吹く方向を 見たりしている 一斉に風の吹く方向を 見たりしている
そう簡単にいくもんか 電信柱につぶやいてみた 電線が風に鳴って 電線が風に鳴った
電車に 乗って 少しずつ 手帳に メモをしている どんなふうに 寂しさが 隣に そっと 座って くれようと しているのか を
朝の 冷たい水 顔と手を 洗って そっと 励まして くれる人がいる そんな気がした 誰もいないのに 鏡を見つめる ああ 僕がいた ほほえみを かわせば
← 色々な 矢印に 従って ↓ 生きてきた だけだったけれど → あなたに出会って 変わったことがあります 思い切って 自分で 矢の印を 引いてみよう と思います ↑ そのうちに きっと
わたしは 永遠に 一人なのだと いうことが 分かった 星が わたしにだけ 輝いた 一瞬に
あなたの夢を わたしは知りたい あなたの望みを わたしは知りたい あなたの幸福を わたしは知りたい あなたの未来を わたしは知りたい あなたの道を わたしはたずねたい あなたの涙を わたしは流したい あなたの怒りを わたしは受けとめたい
あなたの声は どんなメロディよりも わたしを励ましてくれる 雨の音ばかりを聞いて 曇った空を眺めて 泣いていたばかりの わたしだったけれど 明るい晴れ間へと 連れ出してくれる その声に重ねたい 懐かしいハミングを
新しいシャツに 手を通したとき 今日も何だか やっていけそうな 気分になった 上着をはおって 厚手のコートに マフラーを巻いて 靴のヒモをきつくして 道を急ごう おろしたての 寒い風に
あまりにも 長い夕暮れ 交差点で 立ち止まったまま 青い信号を 俺たちは 忘れてしまって おい これから どうなっちまうんだろ 夜になるだけだろ 待ってたって 信号なんか 変わるもんか
上手く いく時も 私 上手く いかない時も 私 私は 私 私を 信じる 気ままに 歩こう きちんと 正確に
ゆっくりと珈琲でも飲んで 考えることにしようか 味が違う気がする 昨日と今日と さびしさが違うように
空の 凍てつく 寒さと 光と雲の みずみずしさに 傷つくように 涙をこぼしている あなたのその頬を 想うのです 祈っています 風が吹くことを やめないから
ありがとうございました
柵の 向こうに 無人の国 があります 私たちは いま 一つの国 という家で 暮らしています 無人と 一緒に
鉛筆を 削り終えると 僕の心が 新しくなった 気がする 髪を切ったり 新しい曲を ダウンロードしたり 手を洗ったり 靴をみがいたり よく似ている 白い紙に向かって きみの名前を そっと つぶやいたり
コーヒーの 香りが たちこめてきて 胸のなか いっぱいに 吸い込んで 挽く前に ころり 落ちてしまった 豆粒を テーブルの上に 見つける ああ きみたちに 今朝も 感謝している
日曜日の朝ですね おはようございます モーメントを作成してみました 11月に書いた詩を集めてみました 感想をいただけると嬉しいです 「詩の礫「大地に裸足で」」(作成者: @wago2828)
“詩の礫「大地に裸足で」”
寄りそう ことは なかなか 難しい だけど 簡単じゃないって 分かることから 始めませんか 気持ちが 少しずつ 優しく なれる
紅葉になって 燃えあがりたい わたしの さびしさが もくもくと 煙をあげている
ある日に 僕らは 屋根の上にあがって 降りてこないままの 白いボールを 見あげていた グローブをはめたまま ただ 見あげるしかなかった たったいまも あの白球は 待っているのだ 僕らが 空と雲を眺めて そのまま あきらめて しまわないことを
あなたの名が親しく呼ばれています そして わたしは誰かのミドルネームを 優しくささやいています はるかかなた 列車の通り過ぎる音 夜更けの雷 わたしの名は「孤独」 あなたと同じ名です ドアをノック とんとん 宇宙
あまりにも 長くて暗い夜を 耐えることに 自信がないのです 負けてしまいそうになるのです だから 明かりをともしたいのです 星を数えたいのです あなたと
きみの涙が 教えてくれたこと 人は弱い 人は悲しい 人は切ない 人は人を想う 人は人を愛する 人は人に涙する ぼくも きみも共に 生きている そのような 孤独がある
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