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秋の線路は
さびしさを伝える
それが通り過ぎた後で
かなしい電車がやって来る
それを見送ると
しばらくして
せつない踏切があがる
そして
北へと向かう
長い影がある
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2018.10.16更新
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> 秋の線路は さびしさを伝える それが通り過ぎた後で かなしい電車がやって来る それを見送ると しばらくして せつない踏切があがる そして 北へと向かう 長い影がある
心のなかに 小石が投げ込まれて 誰かが 間違えたのだろうか 知らないふりしているのか わたしの胸は 小さな波が 広がって 石は真っすぐに 沈む なんだか 底に たくさん溜まってきて そんな重たさを みんな それぞれ 運ぶようにして 生きている
秋の夕暮れが 真っ赤になって 横断歩道を歩いていた 呼び止めてみると 振り返らずに そのまま 赤信号に変わった