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2018.10.15更新
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慌てて 列車を降りる人と 慌てて 乗り込む人と 慌てて すれ違う一瞬と 慌てて 一日が過ぎて いくことと 慌てて 人生が過ぎて いくことと
さびしさは 果物の内側にある それを探し当てたくて わたしはナイフを入れる 甘い果肉も したたる汁も いらない たった一個の 泣きたくなるような 種子が 真ん中に 確実に あればいい 皮を剥けば 涙が流れる