トップページ
詩
詩の礫
7月の15篇の詩
詩2015
エッセイ
ほんだなのまえではなしませんか
本棚の前でお会いしましょう
小さな窓を探して
いっしょに詩集を開きませんか~「毎日新聞」時評より~
エッセイ2014
エッセイ2013
エッセイ2012
ショートコラム
詩の読本
翻訳
Japanese
English
ムービー
こえのつぶて
プロフィール
facebook
twitter
検索:
余震のさなか 十数日もの間 お風呂に入れなかったことを想い出します 水が無かったからです あの日からずっと わたしは わたしを 着ているままなのです 誰か わたしを 脱がせてください
(No Ratings Yet)
読み込み中...
2017.03.08更新
トップページ
>
twitterの記録
> 余震のさなか 十数日もの間 お風呂に入れなかったことを想い出します 水が無かったからです あの日からずっと わたしは わたしを 着ているままなのです 誰か わたしを 脱がせてください
国境に放置している自転車を漕いでいる陽炎の弟を タバコの葉の畑で見失った記憶が 思惟の零度の坂道を駆け上がって来る 紫色の名刺を重ねたまま航空母艦は 新しい銀の蠅を不時着させているばかりだ
いつもの朝の電車に 今日も間に合いました 缶コーヒーを必ず 買い求めます 座ると 一口 含みます この瞬間の繰り返し コーヒーを飲みたいと 思わない朝は あまり調子が 良くないのです 今日も 美味しい このような繰り返しを 春の朝 誰もが 生きています