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いっしょに詩集を開きませんか~「毎日新聞」時評より~
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夜更けに 深い森林の奥で かじられているのは リスの 小さな 記憶なのです おやすみなさい
眠るときに 言葉なんかいらない 目を閉じる 沈黙だけが訪れる それを傍らに どこまでも沈んでいけばいいのだ 静寂の底へ さらなる静けさへ ああ それが寂しい あなたを想い続ける 本当は 夜を明かして 語り続けたいのだ 星と 笑って
さびしさは どこからやってくるの ちがう それはさびしさというきもちじゃない こころじしんなのさ じゃ さびしさってなに こころがあること あることがさびしい だから やさしくなれるのかもしれない ぼくも きみも
やさしさは いつも すぐ 隣にあって 気づかないうちに しだいに 葉を広げて 光に向かって 大きくなっている わたしは みずみずしい その緑の色に いつも はっと させられるのです あなたの ほほえみに
花冷えの 知らない耳よ イヤホンよ
野の花が 電信柱を 立たせてた
転がりし バスケットボール 花曇り
花冷えや 昨日や 今日へと 逃亡す
花曇り 一つ二つと 靴 脱げて
夕焼けは どこから 赤くなり はじめるのですか あなたの 流した涙からです
「ぼくは詩を書く/第一行目を書く/彫刻刀が、朝狂って、立ちあがる/ それがぼくの正義だ!」吉増剛造/「毎日新聞」今月の連載時評「詩の橋を渡って」 http://mainichi.jp/articles/20160524/dde/018/040/012000c …
毎日新聞連載 今月の詩の時評です 「詩の橋を渡って」 創作へ駆り立てるもの=和合亮一(詩人) – 毎日新聞