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2018年10月14日
ふとした
呼吸の中で
あなたの言葉が
深呼吸している
そんな時があります
空や
風や
雲を
分かりながら
木々のそよぎや
鳥のさえずりを
耳にしながら
深く
あなたを
想う
私は
新しい
息を
している
2018年10月14日
濡れたままに
するしかない
涙がある
たったいま
木を渡る
鳥の声が
聞こえた
あなたの耳にも
届きましたか
わたしの
つぶやきが
あなたの
深い悲しみは
やむことがない
わたしは
さえずりを
集めたい
あなたに
手渡したい
空の広がりを
雨のぬくもりを
2018年10月14日
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2018年10月14日
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2018年10月11日
土砂が流れ
家々が失われ
人々は行方不明に
どんな理由があって
奪われなくては
いけなかったのか
暮らしの風景を
北の空はどこまでも
果てのない悲しみと
悔しさのようになった
それでも翌日も
未明から
青く広がった
その間
2018年10月11日
眠るときに
言葉なんかいらない
目を閉じる
沈黙だけが訪れる
それを傍らに
どこまでも沈んでいけばいいのだ
静寂の底へ
寂しい
本当は
夜を明かして
語り続けたいのだ
星と
笑って
2018年10月11日
やさしさは
いつも
すぐ 隣にあって
気づかないうちに
しだいに 葉を広げて
光に向かって 大きくなっている
わたしは みずみずしい
その緑の色に
いつも はっと
させられるのです
あなたの
ほほえみに
2018年10月11日
どうか
休ませてください
鳥たちは疲れ切っています
羽根も眠りたいのです
止まり木が必要なのです
傷ついた心に
子守歌のように
風よ
優しくささやいてほしいのです
余震よ
その木を揺すぶってはいけない
どうか
鳥たちの眠りを
守ってください
北の星たちよ
どうか
2018年10月11日
わたしは
あなたの悲しみを
そのすべてを
知ることは出来なくて
でも
想うこと
祈ることはできるのです
わたしの心を
彫刻してみたいのです
どんなに指に
傷をこしらえてもいいのです
この夜の
不安に震えている
あなたに贈りたいのです
2018年10月11日
わたしの
心の中には
はっきりと震災がある
あなた
大切なあなた
まだ
灯りのない暗闇にいるのでしょう
それでも
涙を拭いて
わたしと
いっしょに
言葉の明かりを
探してみませんか
2018年10月11日
さびしさを
少し大きめの
封筒に入れて
しっかりと
その口を
のりづけして
宛名を
書こうと思って
手が止まった
テーブルのうえ
水たまりが
出来ていた
そこを
飛び越えて
近所の
ポストに
届けたいのに