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2018.10.18更新
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わたしの手の中にしか わたしの夢はない あなたの手の中にしか あなたの夢はない あなたの種子はない あなたの足元にしか あなたを育てる大地はない 水のささやきは あなたにしか聞こえない 吹かれたことのない 冷たい風に 深呼吸をして 秋の朝に あなたの心に 言葉が満ちる 花の名が
人ごみに紛れて 帰り道 ポケットに入っている 誰にも気づかれないように 知らないふりで 改札を抜けて ホームに立ちつくして どうしようか みんな 同じ気持ちなのだ 列車を 待っているふりして カバンの中や 買い物袋や ケータイの画面に 見つけているのだ 小さい秋を