ある日 また 言葉が 消えてしまった 前触れもなく 突然に 僕らは顔を合わせて 何となく 物足りないと分かった それが 言葉の消滅だとは 気づいているけれど 話せない 〈話せない〉というよりは 語る言葉がない と直感し 口をつぐむしかないのだ 小さな フナみたいな心持ちで
ある日 また 言葉が 消えてしまった 前触れもなく 突然に 僕らは顔を合わせて 何となく 物足りないと分かった それが 言葉の消滅だとは 気づいているけれど 話せない 〈話せない〉というよりは 語る言葉がない と直感し 口をつぐむしかないのだ 小さな フナみたいな心持ちで
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