トーストが焼きあがって来た バターが塗られていくけれど これは非現実的世界が迫ってきていることの 一つの儀式である 歯に ばらばらに噛み砕かれ 長い管を通り わたしたちは やがて咀嚼されて 消滅していく そんなことを わたしの耳を触りながら 考えている パンの耳も

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2016.10.02更新