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明け方の突然の雷雨に目覚める
そのまま降りしきる
私は眠りのさなかで
泣いていたのか
ああ 私たちは
ゆめゆめ 忘れることはない
あの日
雨の彼方へと運ばれていった人々を
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2016.07.18更新
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> 明け方の突然の雷雨に目覚める そのまま降りしきる 私は眠りのさなかで 泣いていたのか ああ 私たちは ゆめゆめ 忘れることはない あの日 雨の彼方へと運ばれていった人々を
はるか遠くの浜辺の 津波で残った たった一本の木が 私やあなたの 庭に 街に 通りに 立っている 私もあなたも あの波にさらされて 残ったその影に 立たされている
黙っていると 沈黙は深くなる だから つぶやきはじめる 僕たちのおしゃべりには 終わりがない この世界から 風の音が ひとつも 止まないことと 同じように