トップページ
詩
詩の礫
7月の15篇の詩
詩2015
エッセイ
ほんだなのまえではなしませんか
本棚の前でお会いしましょう
小さな窓を探して
いっしょに詩集を開きませんか~「毎日新聞」時評より~
エッセイ2014
エッセイ2013
エッセイ2012
ショートコラム
詩の読本
翻訳
Japanese
English
ムービー
こえのつぶて
プロフィール
facebook
twitter
検索:
投稿
あの日から 変わったことと 変わらないこと 光が眼に染みるのなら それはきみの怒りが 青々とした空を 映しているからだ
心をとどけるということは 雲をつかむような 話なのかもしれない だって 思いは見えないものだし とどけるにしたって どうすればよいのか よく分からない だけど 浮かんでいるだろ 僕たちの 暮らしに ほら いつも
詩の礫 「Like a stick」
詩の礫 「Like a stick」 12月31日(すでに開始しています~) / 本日は 夕方ぐらいまで 断続的に 連続ツイートいたします 追いかけて下さると 嬉しいです
あなたの寂しさは あなたの 眼の奥にあります あなたの寂しさは あの空の かなたにあります あなたの孤独は この世界の この星の 孤独である 誰もいない 道がある 海がある 町がある
あなたの涙が 私に 教えてくれたこと 人は弱い 人は悲しい 人は切ない 人は人を想う 人は人を愛する 人は人に涙する あなたも 私も 共に 生きている そのような 孤独がある
あなたと 静けさを 育てつづけて いきたい あなたが静かに 涙を流していること わたしは知っている つもりです どうか 強がらないで ほしい あなたの 孤独を 知って わたしも 涙を 流します あなたと 育てつづけて いきたい
私の通っていた 小学校の隣 大波小学校は 通ってくる子どもさんがおらず 3月26日 閉校式典が行われたそうです よく 遊びに出かけた学校でした そのような記憶までもがさびしくなる わたしのふるさとがあります
孤独だからこそ 手をつなぎませんか だからこそ手を にぎりませんか だからこそ 空をみあげませんか ゆっくりと 季節が急いでいます わたしたちは まだ 靴のひもを むすんだばかり
ふと 眠気がやってきて 電車に揺られながら 目を閉じると トンネルにさしかかる でも みなさんも 必ず さしかかります おそらく今晩も 眠る前に
イヤホンから 少し 音楽がこぼれている 隣の席からも 向かいに座る 人からも それぞれの 秘密の 音楽が混ざり合う まばらな人影 早い朝の電車 一年が急いでいる
ふとした 笑い声が 手のぬくもりが こもれびの やさしさが 寒い朝の空に なつかしくなります ああ こんなに 風が冷たいから やさしさや ぬくもりを 思い出すのだ あなたの 笑顔が 何よりも 大事です
さびしさは 交わす言葉のなかに 捨てられた新聞のなかに 人が行きかう雑踏のなかに ふと口ずさむ鼻歌のなかに いつかふりあげたその拳のなかに 見あげた新しいビルの窓に 枝の先のつぼみのなかに ぼくたちは ほんとうは鳥 ほんとうは雲 ほんとうは雨 ほんとうは宇宙 ほんとうは 落とし物の切符
なにかを受け止めきれないままに 背中を押されているようにして 毎日を急いでいる 言葉に出来ないことが まるで 当たり前のことだとして だけど なにかが違うことも 本当は良く分かっている 言葉にならない 夕暮れの寂しさを 流した涙を
たったいまの 駅で 友人が 降りていく姿がありました わたしは 見つめて 手を振りました 気がついて もらえませんでした わたしは友のことを想っている 友は今朝の私を知らない 面白い 冬の朝
悲しみを 少しでも 分かりたいと想うのだけれど 上手く それを伝えられない 想いだけが残っている 電球が切れたので ソケットから 外しました 久しぶりに 電球に触った
あさのはじまり ノックをするように まばたきをいくつか そのたびに あたらしくなる なにかがある あなたをおもうきもちが めざめていく そらに くもは しずかに うごいている あなたのねむりが やさしく あさく なっていく
«
1
2