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草むらに ほうり投げた ボオル まだ 見つからない 48歳になっても
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2016.09.22更新
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何の翻訳もされていない風が陸橋を歩くから 紫色の手押し車で眠る河が 静かに脱輪していくのが分かる あなたを想っている 髪が流れる
ぜんそくのひどい 子どもだった 祖母に連れられて 病院に行き お医者さんに 注射ですと言われると 泣き出して 逃げてしまうわたしだった 祖母が慌てて 追いかけてくる わたしは 診察室を抜け出したあと 急に行く場所がなくなり ただ 追いかけてくるのを待った 心配な顔で 追う祖母を