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たったいまの駅で 友人が 降りていく姿がありました わたしは 見つめて 手を振りました 気がついて もらえませんでした わたしは友のことを想っている 友は今朝の私を知らない 面白い 春の朝
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2017.03.08更新
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> たったいまの駅で 友人が 降りていく姿がありました わたしは 見つめて 手を振りました 気がついて もらえませんでした わたしは友のことを想っている 友は今朝の私を知らない 面白い 春の朝
福島駅から上り線 これからの季節は 進行方向に向かって 左には乗らないのです 太陽の光が 後頭部を照らすから 一気に 思考が 熱くなる気がしてしまうのです もっとゆっくりと そろそろと 考えを漕ぎだしていきたいから そう 静かな沼に舟を浮かべるみたいに だから 右側に乗ります
陽の光が照らしているのは 脱皮したばかりの ノコギリクワガタの複眼でしかない 新聞紙の上でサングラスを分解して新しい計画を立てよう 背中の羽根が激しく暴れるから白い馬は真っ黒くなったのだ 木々はざわめき沈黙は髪を束ねるのだ 残酷な春だ