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誰しもがいつもバスに乗りおくれている
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2016.10.01更新
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バスに乗っている わたしたち もう 二度と会うことのない 他人どうし さようなら ごめん お元気で 前を見ているか 眠っているか ケータイをいじっているか 目を合わせることも 出来ないけれど 不思議な親しみを 想います そのような 優しい さびしい バスが走る 黄金の高原
バスに乗って しだいにバスは 急ぎ足になるのでしょう バス停へ やがて 一人一人 降りていくのでしょう いくつもの停車場にて そしてわたしも 降りることにします 生きていくことが 悲しいから ああ 新しい バス停だ 誰かが乗った 涙が止まらないのだ