帰り道。たった四分間の奥羽本線の旅。今住んでいる家までは停車の駅から歩いて十分もかからないくらいだ。最近は日が暮れるのが早い。すっかりと風景が暗い。その底を、日々人々を運ぶ車両がゆっくりと滑っていく。あっという間にたどりつく。ホームの空を見あげる。冬の星座になろうとしている。
帰り道。たった四分間の奥羽本線の旅。今住んでいる家までは停車の駅から歩いて十分もかからないくらいだ。最近は日が暮れるのが早い。すっかりと風景が暗い。その底を、日々人々を運ぶ車両がゆっくりと滑っていく。あっという間にたどりつく。ホームの空を見あげる。冬の星座になろうとしている。
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