くだものの箱に
畑の脇道を歩く
子どもの影や
坂の下を歩く
猫のあしあとや
ある日にうつろう
夕暮れの雲が
土と風の毎日が
ずっと詰まっている
言葉にならない光を
押し込めるようにして
ふたをして封をする
せいいっぱいに
甘い香りを贈ります
あなたの家に届きます

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2018.11.22更新