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優しさに 気がつかないまま 小さな私は ブランコに乗っている 取り戻したい 祈りながら ブランコは 前へ 後ろへ 地面を蹴って 空を見あげたまま 小さいまま 前へ 後ろへ
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2017.06.07更新
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> 優しさに 気がつかないまま 小さな私は ブランコに乗っている 取り戻したい 祈りながら ブランコは 前へ 後ろへ 地面を蹴って 空を見あげたまま 小さいまま 前へ 後ろへ
満員電車の中で 知り合いに 会った やがてホームにたどり着いた 降りるときに 手を振ってみたけれど その相手は 人混みの中に 埋もれて ケータイに夢中で 気がつかなくて あきらめて 僕は きっぱりと降りた 振られた手だけが いつまでも宙を舞っている ばいばい
若葉が眼に染みるのなら それはきみの怒りが 青々とした空を 映しているからだ