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春がある日に
はるかな平原からやって来て
街に風を置き忘れていった
仕方ないなあ
などと笑いながら
わたしたちは
それに吹かれていくのです
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2017.03.10更新
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> 春がある日に はるかな平原からやって来て 街に風を置き忘れていった 仕方ないなあ などと笑いながら わたしたちは それに吹かれていくのです
明日 3月11日は 東日本大震災慰霊塔のある 福島市 安洞院 慰霊祭にて 新しく書かせていただいた詩を 朗読し 奉納させていただきます
春がある日に はるかな海からやって来て わたしたちに おだやかな光と波の音を忘れていった 耳をすませてごらん きみにささやきながら わたしたちは 手をつないで また つないで