わたしは忘れられてしまった白い傘です 座席の手すりに置かれているまま どこまで 運ばれていくのでしょう きれいにまとめられてしまった寂しさを 誰も 気づいてなどくれないのでしょう 立ったままで ずっと静かに震えていること