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朝の書斎の窓を開けて 風を入れて はるか遠くの街の朝で 細くて長い夢を見ながら 寝返りを打っている あなたの寂しさを想っています 今朝は少しだけ早起きをしました これから 始発の電車に乗るのです おはようございます
風は 誰でもなく彼でもなく わたしたちに話しかけてくる 雲は 昼でもなく夜でもなく わたしたちを追いかけてくる 声と あしおとが聞こえた そんな気がして 振り向く ただ茫漠とした宇宙がある ああ こんなにも 広くて 大きかったのだ わたしたちの寂しさは