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僕はあらゆる感情を 欲望を その全てを一つにしてみたい 最後は 肩の力を抜くしかなくなる 風に吹かれるままに 大きな意味をつかまえたい 暗い夜空を サーチライトを消した ヘリコプターが横切るように 広く 大きく 空と大地に抱かれたい 星を見つけては きみのことをいつも想っている
どう思うかな 僕が住んでいる街は世界の果て あるいは 始まり きみの住んでいる通りも世界の終り あるいは 誕生 ウザったいことが とても 新鮮で 嬉しい いま きみは 泣きたいのかな 笑いたいのかな 愛し合いたいのかな 静かに 黙り込みたいのかな それとも 歌いたいのかな
ずっと続いていく静かで底のないおしゃべりが好きなんだ ホントは短い言葉で直球を投げるみたいに話したい時があるのに いつまでも続く迷い道のような語りをしてしまうんだ ホントはしどけない自分の言葉よりももっと迷っているのかもしれない
生きていくってどういうことなんだろう 誰もがそれを知らずにそれでも自分よりも良く分かっている いや 本当は自分は一番 先まで見えている なんて思いながら B級の恋愛映画をリビングで昨晩も楽しんでいる
情熱を燃やしたり 汗をかいたりしている生き方 性に合わないと思っているけれど本当は嫌いじゃない 心が燃えていることを真面目に伝えることなんて 出来やしないけれど好きな人にきちんと知ってもらいたい
あまり全てを知っているわけではないけれど 地球の裏側のことは全て知っている 頭で分かっているわけではないけれど 耳たぶが良く分かっている
とりのさえずりで めがさめるとき ああ わたしは あおいそらだったことにきづく そして あなたは そこにうかぶ くもだったことに
ことばにならないものがあるから ことばがほしい てをにぎろう てのなかに たしかなことばがあるから ことばにならないものが うまれていくから
和合亮一さんの詩による「貝殻のうた」 https://youtu.be/aXd0MsVVdRw @YouTubeさんから