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詩の礫 東京篇
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2018.05.31更新
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震災後に 何だか急に 仲が こじれてしまった彼が かつてのように 親しく 楽し気に 話しかけてきて 私も すっかり嬉しくなって なあんだ 嘘みたいに 仲直りが 出来たじゃないか なあんて 大笑いして 目が覚めた 何かが 本当で 何かが 夢だった のだろう
吠えることもなく もちろん 噛みつくこともなく 毛がきれいに そろえられて 飼い主の ひざに抱っこされたまま 少しも動じない 上半分だけ服を着て 足は出したまま リボンなんかつけて 行儀良いねえ なあんて 褒められて いつの間にか 飼いならされている 日本人 その主も 日本人