震災の年の夏 川原に たくさんの果物が捨てられていた 見かけた方が 呟いたことがあった 「一つずつ声が聞こえたみたいだった」 この時 言葉にならない 心の響きのようなものが 過ぎった気がした アニミズムの影だったのだろうか いや 違う気がした 『心の中の釣り鐘が揺れた』のだ

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2018.01.06更新