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きみが
ポケットの中に
仕舞おうと
している地図は
僕が
あの日に
無くしたものだ
その裏側に
書き留めて
おいてほしいんだ
二文字を
「故郷」と
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2017.12.31更新
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> きみが ポケットの中に 仕舞おうと している地図は 僕が あの日に 無くしたものだ その裏側に 書き留めて おいてほしいんだ 二文字を 「故郷」と
風は 誰でもなく彼でもなく わたしたちに話しかけてくる 雲は 昼でもなく夜でもなく わたしたちを追いかけてくる 声と あしおとが聞こえた そんな気がして振り向く ただ 茫漠とした宇宙がある ああ こんなにも 広くて 大きかったのだ わたしたちの寂しさは
「こわかったね ぜったい わすれないからね どうか こわい思いが なくなりますように」 たくさんの人の 眠りの中に 母から子への手紙は 置かれてあります