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2017.11.09更新
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> 手のひらで うけとめて せめて あたためて あげたい さむい空に 震えている 水飲み場にて 蛇口から こぼれている 誰かの涙の しずくを やがて 凍って しまうから
こぼさずに 落ち葉を 拾い集める ようにして 悲しみの ひとつ ひとつを 両手に 抱えて 夜明け前に 預けに いこうと思う どこか 遠くまで
新しい 真っ白な 皿のうえに 現在がある 時間がある 消滅がある 季節がある ああ静かだ いまはまだ 何もない これから 卵焼きが フライパンから やって来る