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わたしたちの心に
寄る辺はあるか
ほんとうにそれは
故郷なのだろうか
大地に裸足で
立とうとせずに
足の裏の痛みを
知ることが出来るだろうか
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2017.10.23更新
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> わたしたちの心に 寄る辺はあるか ほんとうにそれは 故郷なのだろうか 大地に裸足で 立とうとせずに 足の裏の痛みを 知ることが出来るだろうか
石ころが こつこつと 話しかけてくる あなたの悲しみは そのままに 怒りは そのままに 寂しさは そのままに 拳や 涙や うつむく日々は みな 明日の あなたを 目覚めさせる 迷わずに 小さな 石ころの 転がるままに
靴のひもが ほどけてしまって 結び直すこともしないで そのまま歩いて 駅の雑踏で 悲しくなって 声をあげて 泣いてしまうのを 我慢して 心を決めて 立ち止まり かがみこんで ひもを結んで いつもの 電車に乗ろう