7 ランチタイム

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店に入り込む風が吹き止んだとき
あなたのことを想います
誰も乗らない中庭のブランコがそっと止まり
そこに座っている
そんな気がしています

コーヒーカップを置いたとき
どこかはるかな街で
誰かが産まれていることを思い浮かべてみます
小さな蝶が窓に止まり
広げた羽根を見つめています

相手と談笑していて
ふと空いている椅子を見つめます
あなたは永遠に不在です
空席こそが その無の存在感を
象徴しているかのようです

生まれ変わって すぐに
遠い国境の街で 優しい母の胸に
抱かれていることを祈ります
私が立ちあがり 次の誰かがここに
そして 優しく腰を下ろすことでしょう

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