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あなたのさびしさは わたしのさびしさ あなたの孤独は わたしの孤独 夜が深まる いま 同じ涙を 流している ところです
夜更け 陸橋から 夜の線路をながめながら いつまでも彼と 話し続けていたことを 思い出す 始発の電車が動き出して 僕らは別れた 約束した すぐの再会を そして ひとまず 眠ることを
語ることを避けているうちに 午前零時の叫び声を聞いてしまうことがある あなたの心が新しい日付に吊るされている瞬間である
語ることを避けているうちに 夜が更けてしまうことがある ならば 日本そのものが そもそも この夜のさなかにあるのだろう
眠るときに 言葉なんかいらない 目を閉じる 沈黙だけが訪れる それを傍らに どこまでも沈んでいけばいいのだ 静寂の底へ 寂しい 本当は 夜を明かして 語り続けたいのだ 星と 笑って
あなたの寂しさは あの空の かなたにあります あなたの孤独は この世界の この星の 孤独である 誰もいない 道がある 海がある 町がある
明日 宮城県「つぼみをみあげて」 兵庫県「キャッチボール」 それぞれの新曲の詩を 朗読させていただきます/響け被災地連帯の歌声 宮城・兵庫合同合唱団 | 河北新報オンラインニュース http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170524_15001.html … @kahoku_shimpoさんから
ありがとうございます 励みになります
凄い独唱と演奏です 驚きました
若松英輔さんの新詩集を紹介させていただきました/詩の橋を渡って:人生の葉脈に分け入る=和合亮一(詩人) – 毎日新聞
県民励ます美声 大阪の合唱団、和合さんらと共演(福島民報) – Y!ニュース #Yahooニュースアプリ
本日開催 豊中混声合唱団&F.M.C混声合唱団 福島駅東口近く こむこむにて行われます 私も朗読させていただきます そして 特別ゲスト 新実徳英先生の 独唱もあります 足をお運びください お会いいたしましょう
いよいよ本日から明日へと開催となります 豊中混声合唱団&女声合唱団stella公演 ぜひ足をお運びください 14日、大阪の合唱団公演 詩人和合さんらも登場 | 県内ニュース | 福島民報 http://www.minpo.jp/news/detail/2017051141485 … @FKSminpoさんから
本日開催 豊中混声合唱団&女声合唱団stella 福島市音楽堂にて ぜひ足をお運びください
僕はあらゆる感情を 欲望を その全てを一つにしてみたい 最後は 肩の力を抜くしかなくなる 風に吹かれるままに 大きな意味をつかまえたい 暗い夜空を サーチライトを消した ヘリコプターが横切るように 広く 大きく 空と大地に抱かれたい 星を見つけては きみのことをいつも想っている
どう思うかな 僕が住んでいる街は世界の果て あるいは 始まり きみの住んでいる通りも世界の終り あるいは 誕生 ウザったいことが とても 新鮮で 嬉しい いま きみは 泣きたいのかな 笑いたいのかな 愛し合いたいのかな 静かに 黙り込みたいのかな それとも 歌いたいのかな
ずっと続いていく静かで底のないおしゃべりが好きなんだ ホントは短い言葉で直球を投げるみたいに話したい時があるのに いつまでも続く迷い道のような語りをしてしまうんだ ホントはしどけない自分の言葉よりももっと迷っているのかもしれない
生きていくってどういうことなんだろう 誰もがそれを知らずにそれでも自分よりも良く分かっている いや 本当は自分は一番 先まで見えている なんて思いながら B級の恋愛映画をリビングで昨晩も楽しんでいる
情熱を燃やしたり 汗をかいたりしている生き方 性に合わないと思っているけれど本当は嫌いじゃない 心が燃えていることを真面目に伝えることなんて 出来やしないけれど好きな人にきちんと知ってもらいたい
あまり全てを知っているわけではないけれど 地球の裏側のことは全て知っている 頭で分かっているわけではないけれど 耳たぶが良く分かっている
とりのさえずりで めがさめるとき ああ わたしは あおいそらだったことにきづく そして あなたは そこにうかぶ くもだったことに
ことばにならないものがあるから ことばがほしい てをにぎろう てのなかに たしかなことばがあるから ことばにならないものが うまれていくから
和合亮一さんの詩による「貝殻のうた」 https://youtu.be/aXd0MsVVdRw @YouTubeさんから
わたしは 夜明け前に 雲になり 風になり 鳥になり 花になり 森になり 小川になり ほの暗い あぜ道を行く 農夫の 口笛になり 台所で 洗われている 米の粒の 一つ一つになり 太陽の光が 降りそそぎ わたしは わたしに 目が覚めるのです
ふと であったことの ふしぎさを たずねて みませんか ふと ごがつの のはらに さがして みませんか
あさのはじまり ノックをするように まばたきをいくつか そのたびに あたらしくなる なにかがある あなたを おもうきもちが めざめていく そらに くもは しずかに うごいている あなたのねむりが やさしく あさく なっていく といいな
こんな阿保らしい国だけれど それでも生きていかなくちゃいけない 「生きていかなくちゃ」 「くちゃ」 くちゃくちゃ ガムでも噛みますか
あまりにも腹の立つ夜だ すべてが阿保らしいほど馬鹿馬鹿しい そのような心持ちで最終電車に乗っています みんなスマホにイヤホンの組み合わせです これが日本の現実だと思って大笑いしたくなりますが止めます でも共通しています こんな夜更けに みんなお父さんとお母さんのことを想っています