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新作CD 「新実徳英の合唱世界」
きみを探している 決してあきらめない人だった 確かなまなざしで 見つめ返してくれる友だった ぼくは いつもその後姿を追いかけて 生きてきた あの日 水平線の向こうへと消えてしまった
相変わらず 意気地なしの ぼくなんだ 灯火などない こころの暗がりのなかを 手探りして 迷ってばかり 夜更けに 彼と同じ目をしている あの星を見つけた 約束する ぼくは 探しつづける 強くなる この手を振る
帰る町を探している 青空に 大きな雲 鳥の影 昔ながらの家並みや 路地があった あの日から やがて 何もない 更地になってしまった その後を 懸命に暮らしている このふるさとで
あの日から 帰る家を探している ただいま 戸を開ければ おかえり いつくしみの声が返ってきた ひとときを 静かに 祈りつづけている この日に
河北新報 連載エッセイです 本日朝刊にて〜
昨日の日刊スポーツ紙面にて