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わたし 孤独を ポケットの 飴玉にかえて 口の中に 放りこんで 街へ出ていく 赤い靴 はいて 交差点を抜けて あなたが 待っていてくれる あの雑踏へ 涙を拭いて
わたし 時には 天邪鬼になる わたし 時には 怒り狂う わたし 時には 満月になる わたし 時には 夜明けになる
ゆっくりと水を飲みほす 正直な大地でありたい 突然に降り出す あたたたかな雨でありたい 優しい髪の分かれ目に 手をかざすおだやかな人でありたい たおやかなまなざしに 鏡のようにそれをかえす人でありたい
わたしは 服を着ているんじゃない わたしは わたしを着ている あなたは あなたを着て欲しい
あなたはわたしを まだ しらない わたしは あなたが想っているほど わたしじゃない でも わたしは あなたが想っているよりも わたしです